大掃除は続くよどこまでも

 一向に終わりません。
 いやはや発掘作業も進みます。だいぶ混沌の領域は我ら人間の手に取り戻され法の版図となってきましたが、流石は混沌、侮れません。まさかラブクラフトが来日していようとは。明らかに何かが歪んでいます。
 また混沌に程近いWyldの深みからはWhitewolf社の紙バッグが出土。ちょっと本気で何でこんなものがあるのか理解できない。何処で貰ったんだ?
 そして開かずの本棚の奥底にはこんなものたちが埋もれてました。すでに天野絵がどうとかいう問題ではありません。そんな彼も今ではエターナル・チャンピオンです。後付設定で。
 その右隣のビデオテープは『Mazes and Monsters』の日本語版『大迷宮』。若きトム・ハンクスが出ているのが一般的なポイントですが、我々的にはDnDやりすぎで失踪だか行方不明だかになっちゃった実際の事件をネタに作られた映画というのがポイントです。
 んで『火星の戦士』の左隣の小説は、プレイヤたちを異世界に飛ばす能力を手に入れたマスタがこっそりそれを使用。そしてプレイヤたちは自分たちの世界に戻るために四苦八苦するという物語。こんなもん、どうせどこにも転がっていないでしょうからネタバレすると、車椅子の主人公がファンタジー世界ではドワーフの戦士なのですが、ラストで元の世界に戻る際に「俺はこっちの世界じゃあ健常者なんだ。身障者に戻るつもりはねえよ」と言ってファンタジー世界に残っちゃうのが衝撃でした。中身ない奴なんだなぁってのが、感想でしたが。
 そしてカセットテープ。ダーティペアOVAの付録とか、『アドレナリン・コネクション』というPCゲームの付録の川村万梨阿主演のテープとかにまぎれてこんなものが。明らかに小学校時代からの遺物、下手すりゃあ70年代のテープです。
 片付けられないにも程がある。