終末の戦い、ラグナロク【Ragnarök, the Final Battle】

伝説的なギャンレルの長老である至高のお方【All High, the】*1が失踪した。ノルウェイスウェーデンの山々から降り来たった怪物どもの軍勢は世界に破滅をもたらし、そして眠れるメトセラの間に遥か昔から続く対立を狂わせ始めた。

ルール

「終末の戦い、ラグナロク【Ragnarök, the Final Battle】」は、2013年VtES欧州選手権向けにデザインされたストーリライン・イベントである。
このインストに書かれていることを除き、ストーリライン・ゲームはプレイならびにデッキ構築に関してVEKN Constructed Tournament rulesに従うものとする。ストーリライン・ゲームは最大2時間とする。
クリプトのヴァンパイアのうち最低でも75%(12枚だったら9枚)は同じ氏族でなくてはならない。VEKN使用禁止カードに加えて、イベントカードの〔Recalled to the Founder〕が今回は使用禁止となる。
今回のルールに従い、ストーリライン適用デッキを用い、4〜5人で9月30日0時から10月8日0時までの間に遊ばれたプレイがラグナロク・ストーリラインに影響を与え、結果が受け付けられる。
ラグナロク・ストーリライン用に提供されるパックには以下のカードがある。

  • Adversary【敵対者】:ゲーム中に戦う怪物ども
  • Reward【報酬】:ゲーム中に獲得できる報酬
  • 〔All-High〕:ヴァンパイア
  • 〔Brunhilde Advanced〕と〔Valkyrie〕:自分のクリプトに投入できるヴァンパイア
  • 人狼:自分のライブラリに投入できるカード

ゲーム開始前に【Adversary】カードをシャッフルし、そこから7枚を1つのデッキにする。そしてテーブルの中央に置く。【Reward】カードについても同様にする。それぞれ2枚ずつカードが残っているが、それは中身を公開せずに片隅に配置する。また〔All-High〕もテーブルの中央に置く。
全プレイヤが2ターン済ませた後、【Adversary】デッキと【Reward】デッキからそれぞれ先頭のカードを1枚ずつ表に向ける。ライフを示すためにカウンタを【Adversary】を乗せる。【Adversary】に書かれた効果は即座に効果を発揮し始める。
【Ally】を対象としたカードの効果は、【Adversary】には一切無効である。また他のメトセラが支配するミニオンを対象としたカードの効果を無効となる。
各プレイヤのミニオン・フェイズ中、そのプレイヤによって支配されるミニオンはundirected actionとして表向けられた【Adversary】に戦闘を仕掛けられる。もし戦闘によってライフが0になれば、Burnされゲームから除去される。
【Adversary】を除去したミニオンの支配者は【Reward】を獲得し、自分が支配するミニオンの誰か1人に【Reward】を配置できる。
デッキから次の先頭のカードがめくられる。【Adversary】と【Reward】がなくなるまで、これを7度繰り返す。
最後の【Adversary】が除去された後、〔All High〕を誰が支配するかを賭けて、ゲームに残っている全プレイヤによりプールを使った競りが始まる。最初のプレイヤはアクティブ・プレイヤである。最小掛け金は1プールである。もし望まなければ、競りはしなくてもかまわない。この競りにかったプレイヤは自分のレディ・リージョンに0ブラッドの〔All High〕を配置する。そしてゲームは通常通り再開される。勝利者によって賭けられたプールはすべてブラッド・バンクへ戻される。競りの敗者はプールを失わない。

*1:至高のお方【All High, the】:第四世代。エンノイアの仔。狼の娘【Ulfsdottir】の血親(808年)。〔Brunhilde〕の血の祖父。北方の支配者。またの名をオーディン