大英博物館

 本日はミハイルとモーモーさん、そしてつるぎとで神戸まで出かけて大英博物館展に行ってまいりました。いやまあ、凄い人出で『戦国無双』の主人公なら無双奥義を使いたいところ。
 人がえらく多いので、エジプト、ギリシャ、ローマ関連の展示物は流し気味にスラスラと見ていって*1神聖ローマ帝国のものやローマン・ブリタニア以前のイギリス、マヤやアフリカ関連の展示物などをジックリと見て回るも、人ごみが苦手なもので、ドンドンと気分が悪くなり、ガンガンと頭痛がしてくるのは何とも体質改善したいものです。やはり会社を休んで、平日にノンビリと来るべきなんでしょうかね。そうすれば少なくともカップルがロゼッタ・ストーンを見て「すごい、これって彫刻?」「うん」という会話や、親子連れがミイラを見て「これって生きている人を巻くんだよね?」と言う会話は聞かなくてもすむんじゃあないかいな?
 まあ、そういう私たちもロゼッタ・ストーンの解説の「ナポレオンが発見しましたが、後にイギリスに移されました」という所有権についての簡素な書き方に失笑したり、カノポス壺を見て、「マミーを倒すにはこの壺を見つけないとな」などと『DnD』な会話したり、ハドリアヌス帝とアンティノウスが並んで置かれているのを見て笑ったりしていたので*2、他の迷惑ってことではどっちもどっちなのかも知れません。
 しかし入り口から入ると先ず最初に4体の像が置かれてあって、うち2体がパキスタンの釈迦立像で、もう1体が私の大好きなディオニュソス*3と、ヘレニズムな2体を対比できる置き方には感動しました。

*1:「エジプト、ギリシャ、ローマ関連の展示物は流し気味」それぞれ現地の博物館を見て回ったので。

*2:「並んで置かれて」アンティノウスはハドリアヌス帝の愛人である。

*3:「私の大好きなディオニュソス像」女神像よりも何よりも、数多あるモチーフの中で一番色気があるのが酒の神としてのディオニュソス像だと思う。しかし演劇の神としてのディオニュソス像はあまり好きじゃあない。