ベトナム人の優しさー

 アオザイ大名行列とは異なる友人が街中で土産にコーヒー豆を買おうとしたところ、金が足りなかったわけです。それで困っていると道行く人が、
「なに? 金が足らんのかい? じゃあこれを使え(買い物判定に小銭で援助)」
「どうした?」
「この日本人が金足らんらしい」
「おー、何てことだ。コレ使え(小銭で援助)」そして立ち去る。
「頑張れ(小銭で援助)」そして立ち去る。
「これもだ(小銭で援助)」そして立ち去る。
 これが足りるようになるまで続き、何とか買えたらしい。しかも見返りなしで。
 その後もこの友人は市場とか見て歩いている時、ちょうど昼時だったので子供が何か食べており、それを何気なしに見ていると、子供が手招きし、これ一口お食べ、とデザートを別けてくれたとのこと。
 この食事を別けてくれるってのは、みんなでカフェに行ったときに私も経験し、「もう腹一杯なんだ。これ全部食え」と全然手をつけていない甘物をバクバク頂きました。
 追記:このベトナム旅行の際に一番ビビったのは、バスの運ちゃんの携帯から「ワルキューレの騎行」が鳴り出したとき。着メロだったんだけど、どうツッコミいれて良いものやら。助けて、キルゴア中佐!
 追々記:オーランス人失格だけど、山羊肉おいしかったなぁ。