大イベント

 北方より恐るべき嵐が訪れた。家畜は凍傷にかかる始末。これは尋常の嵐ではなく、冷気と暗黒の勢力の襲撃である。農夫の中には吹き荒れる嵐に隠れた氷のデーモンを見たと言う者もいる。
 族長ロバサート:「そいつらヴァリンドの手先どもは先祖伝来の敵。戦士を送って戦うぞ」
 カグラダス:「ヴァリンドを宥めるか、嵐が過ぎるのを待っても良いのでは?」
 お、カグラダス、相手が人のルーンを持っていないと弱気だな。
 ロリコーン:「先祖はヴァリンドとか、氷のデーモンのホールリと戦ってきたからにゃ、わしらも戦うべきですかいねぃ。他の氏族から風の王を集めるのも手ではないですかい?」
 フェダルコス:「今は酷いといっても、いつかは止みますからには、待ちましょう」
 ふーん。では、大御所、炉方さまにお伺いを立ててみようか
 アーナールデスタ:「この嵐は近隣の氏族にも害をなしとる。さっさと風の王を集めるんだよ」
 うーわー、やっぱやる気まんまんだ、この婆さん。しかし悩ましいところだよなぁ。単独でやりたいところだけれども、怖いっちゃあ怖い。婆さまの意見に従っとくか。
 って、何々。「氏族間で言い争いなどしているうちに時間を与えてしまって、家畜に被害が出ました」? ぎゃー、30頭も減っちゃったよ。単独でも退治にいっとくべきだったかなぁ。