1472以前の状況
トランシルバニアの問題は、そもそもは西欧と東欧の対立から生じています。一番わかりやすい例が、ヴェントルー氏族の東方領主たちによるトランシルヴァニアへ進出です。これに一番強く抵抗したのがツィミーシィ氏族でした。
この状況を一層混乱させたのがトレメール氏族です。ツィミーシィ氏族は両氏族との闘いを余儀なくされました。その中、ツィミーシィ氏族の若者たちは結束することを憶え、集団で血の契りを交わし、長老たちに立ち向かいます。そして、他の氏族の若者たちもまたツィミーシィ氏族の若者たちに合流し、長老に立ち向かい始めました。
版図は崩壊し、叛徒は力を伸ばしていったのです。現在、ヴェントルー氏族は東方への進出に行き詰まっています。
- トランシルヴァニア北方:叛徒が大活躍中
- クラウゼンブルグ/KLAUSENBURG
- プリンス:ミトル
- 子供を増やしすぎたため、統率するためにも力を示す必要がありミトルが大暴れ中。
- メディアシュ/MEDIASCH
- プリンス:ツィミーシィ氏族の若者たちが地盤固め中
- 神聖ローマ帝国のノヴァ・アールパードは失脚。行方不明。
- ビストリッツ/BISTRITZ
- プリンス:ラドゥ(逃亡中)
- 諸方面をうまく仲介していたラドゥは、逆に諸方面に多くの敵を作ってしまう。街は叛徒に支配されており、彼はティフタ峠の要塞に引きこもり中。
- クラウゼンブルグ/KLAUSENBURG
- トランシルヴァニア南方:ハンガリーのヴェントルー氏族の影響圏内。数百年前に版図を与えられたPCたちもその一部と見なされる。