本日、代休

 昨日は1100hくらいに早退し、本日は0900h出勤とのことで、昨日一日ゆっくり休んでいたら、目覚めたのは0830h。家から会社までどう急いでも1時間はかかるので、こりゃあ確実に遅刻だね、と思いながらも、できるだけ急ぐために朝湯もやらずに身支度を整え、0900hには家を飛び出そうとすると、携帯から正しく“Always look on the bright side of life”が流れ始める。って、これが奏でられるということは、それ即ち会社関係からの電話に相違なく、恐る恐る出てみると、本日は出勤しなくても良いとの電話でした。何でも客先に人柱を埋めることになったので、今日は休め、という。



「? あれ、でもどうして客先に人柱を埋めることと今日休めることがつながるの?」

博士「うん、いい質問だね。担当者が家族を投げ打って客先にべったり張り付くことで、彼が資料代わりを務める、という決着がついたんだよ」

「わあ。だから以前部長が言っていたみたいに、資料の締め切りが延びたんだね?」

博士「いや、資料が不要になったんだよ」



「不要?」

博士「そう、不要」

「え、それって、え、あの、ごめん。どういう……?」(手元の膨大な資料を横目に見つつ)

博士「ああ、火曜日から夜遅くまで、それも休み無しで徹夜して作った資料のことかい? それはもう納品物件じゃあないから、きちんとシュレッダーに入れておいてね。重要情報も入っているんだから」

(博士、高く吊るされる)



 私は代休くらいでは騙されません。