エルマルとの関連?

 しかしここでもまた一つの都市が離反しました。もっとも南にあったニヴォラ市は別の生き残り策を選びました。彼らは“馬”を見せると、この新しい同盟者とともに冬の時代を生き抜くと公言したのです。シャーガシュ神は怒って軍勢を送ろうとしましたが、皇帝はそのかわりにニヴォラの神を呪いました。この結果、今に至るまでこの神の名すら知られていません。いずれにせよ、ニヴォラの“馬の民”は都市を捨て、馬の父であるカルグザント神の指示にしたがって四方へと散らばっていきました。

 セプトポリスを構成していた諸都市が大体等間隔*1にあったとすればジラーロあたりがニヴォラ市のあった場所かと思われるが、そこの守護女神はレラディーヴァであり、またその地には“馬の娘”ハイアラが隠れていたともされている。
 またエルマルと関連深いと思われる“騎手”ベレンは「ハイアロールの子ら」の王であったと推測する者がいることも要注意。
 "You took part of the brilliance of our tribe with you,"とエルマルは、後を追いかけてきた炎の部族の連中に言われているのだけれども、"part of the brilliance of our tribe"とは「七都市(セプトポリス)の一つニヴォラ」または「十のレガリアの一つ」のことを言っているのかいのう、とか妄想しだすよ。

*1:「大体等間隔」残っている都市、ユスッパ、ライバンス、アルコスは大体等間隔。