更に言えば

 ニヴォラの民離散より過去に「鉄の羊」という神をあがめる「羊の民」が南より襲来しニヴォラ市郊外のフルドゥルスの野で“征服帝”ウルヴァイリヌスと戦い滅ぼされてます。
 一方でヴィングコットの子“ラストラルゴールの”ジャナルド率いる民はオスリル川流域をその住処とし、単独ダラ・ハッパ人の土地へと攻め込み、戦い破れ、ラストラルゴールの一族は滅ぼされている。こう考えるとラストラルゴールの一族はヘラーを崇めておったのかのう。
 まあそれはともかく、このことからも既に何らかの文化的接触はあったものと思われ、夢想するのはニヴォラ市の王ベレネスの元にレダイルダが嫁いでおり、帝国滅亡の危機に瀕して嫁の実家を頼ったという流れである。ちなみにこの後、ベレネスの民はセアード上流を祖地としたりする。