宗教に依存しない暦

 和暦、西暦、イスラム暦は当然ダウト。って、本来、暦法なんて天文に結びついてんだし、天文は宗教に結びつくんだから難しい。ダラ・ハッパ暦もウェインだってダウトだろうし、……太陽暦は微妙かな。微妙だな。そういう開化後の何がしかのイベントを起点とした暦なら宗教から解き放たれるか。ということは、……おお! ホビット庄暦はOKだし、宇宙暦だって無問題。
 で、まあ真面目に考えると、共和制ローマの連中はある意味異常か。「執政官誰某と誰某が治めた年」なんて非合理的な考え方信じられない。連続性無いじゃないか。恐らくは「誰某王の統治何年目」という考え方の延長なんだろうけど、お前らバカだろ。流石にこの数え方は共和制末期には「ローマ市建設より何年目」という数え方に変わるのだけど。
 それでもローマ人は暦がいい加減というか何と言うか。あいつらまったく。日にちの数え方だって、月に基点が3つあって、その基点から何日前かで言い表すのだもの。例えば6/1。これは「六月月初」と呼ぶのだけれど、5/31は「六月月初の一日前」と言う。5/20は「六月月初の十二日前」。つかさらに大昔、ロムルス暦にまで行っちゃうと、一年300日くらい。そっから先は日にちのない冬が60日くらい続いて、種蒔きにいい感じの日が来たら時の王様が新年の宣言をするというグダグダ暦。