Preview公開:その5
だだだだだd、ダック、怖ェェ! これならこれくらいのマッチョなフィギュア、充分にありえそうです!>まりおんさん
と、言う訳で、今回は全4ページ中、3ページまでが生物の稿から抜粋となってます。では残りの1ページは何なのか、と言いますと、冒険者の成長【improving adventurers】と題された項から、経験レベルについて紹介されています。
これは、所有する技能値の度合いによってキャラクタの成長度合いを駆出し【Novice】、経験者【Seasoned】、熟練者【Veteran】、名人【Master】、英雄【Hero】の五段階に分けたもので、キャラクタの成長度合いとシナリオの難易度を適応させようとする試みのようです。これから公表されていく公式シナリオには、「このシナリオは英雄レベル向けです」とか「駆出しレベル向けです」という風に書かれてあるのでしょうね。
定義としては、熟練者【Veteran】で最低でも5つの技能が75%以上と、英雄の場合は最低でも5つの技能が125%以上とされています。そしてキャラクタ作成時に、各成長度合いにまで向上させるルールも紹介されています。例えば経験者【Seasoned】から始めるにあたっては、年齢19歳以上、技能値自由配分点150点、所持金2倍、能力値1d3点増加、などが見て取れます。これは3版でいう年齢ルールにもなるの、かな?
さてでは生物です。というか、「生物とは?」みたいな概要ページが1ページ載せられており、その次はイキナリ「D」項目からの紹介です。「D」項目と言えば昔から危険クリーリャの巣窟で、『DnD』で言うならDinosaur、Devil、Demon、……そしてDragonというものです。そして、当然、もちろん、ここでもトップバッターはDragonです。まあ当然、グローランサのドラゴンと言えば……、って、Dreamって字が見当たらねぇ! いやTrueという文字も見当たらないのが救いですけど*1、こんな大物を出す(英雄向け?)冒険は当分先にしておきたいものです。そしてお次は、みんな大好き*2ダックの登場。それからドワーフについて触れられてます。
その生物の紹介の仕方ですが、学名は無く、まず生物名が来ます。次に簡単な説明が来て、能力値が書かれています。例えばドラゴンだったら、STRは20d6、期待値は70ですね。それからその生物の命中部位表が書かれています。ダックやドワーフを見る限り、人間の命中部位表も以前とは変わらないようです。ドラゴンの命中部位表は、……AP/HPが12/20な時点で何かどうでもいいです。それから生物の所有する武器、生体武器がリストされています。
そして最後に【Special Rules】という項が用意されていて、そこで【Combat Action】値、SR値、移動力、特殊能力、技能、(あるなら)AP値、、(あるなら)所持ルーンが書かれています。ここではやはり【Combat Action】値が一番気になります。PC、NPCの戦闘行動終了後、【Combat Action】値が残っていたらもう一度行動、みたいなルールが以前に紹介されていましたが、例えばダークトロウルと思わしき生物は【Combat Action】値が2なのに対して、ドラゴンもダックも【Combat Action】値は同じ3点となってます。
これは素早さとかが影響してくるのかもしれませんが、人間も恐らくは2か3でしょうし、【Combat Action】値というのは呪文にでも頼らない限り、そう変化のあるものではないのかもしれません。