ヘラーの民
最後にオーランスは戦近侍をみな集め、ヘラーの民を攻めた。ヘラーもまた自身の軍を集め、双方の守護戦士は「この戦こそ、この戦争で最も偉大なものとなるだろう」と誇った。誰もが何れかの大国が滅びると考えた。しかし戦いに到るより前に、ヘラーとオーランスは直接会談をもち、予期されうる恐るべき破壊をもたらすのではなく、休戦し同盟を結ぶことにした。こうしてヘラーの民【Helerings】はヴィングコットの時代における「嵐の三大部族【Three Great Storm Tribes】」の一つとなった(残りはヴィングコットの民【Vingkotlings】とデューレヴの民【Durevings】である)。
オーランスの成長が見て取れるのと、アロカ神話はどこに行ったのだ、という問題が。