ゲームショップ in Basel, Switzerland

 短観を。

一軒目:Fantastic Empire

 一軒目だけれど、ぶっちゃけここが一番オタクっぽいお店でした。場所自体はビルの中にあるのでちょっと気付きづらいかも。通りに立て看板を出しているのですが、気付かなければ通り過ぎること請け合いです。
 RPGで一コーナーを結構広く占有していました。『DnD』とか(古い)WoDが並んでいるあたり一般的なRPGに強い気がしますが、それでも特価品コーナに『Silent Death』(ICE)とか『Bladestorm』(ICE)とか変化球が置いてあったのが侮れません。まあ最後の2つはSLGですが、それでもRPGに強いお店なのだと思います。参議が探されていた『黒目【Das Schwarze Auge】』というドイツ産RPGサプリメントにしても、
「ああ、こいつは古いラインナップだから置いてないよ。今はボックスタイプじゃあなくって、こんなブックタイプだね」
 という風にすかさず答えてくれました。
 その他にもカードゲーム*1やらミニチュアゲーム。またそうしたゲームの類だけではなくって、日本アニメのビデオやら雑誌。アメコミ。マンガ本。アクションフィギュアなど、ああ、バーゼルのオタク向けのお店なんだ。と、納得の品揃えでした。それに応じてかボードゲームはちょっと少なめです。

二軒目:Spielbrett

 ここに来る前にマークトプラーツで別の玩具屋さんに入っちゃったのですが、
「RollenSpiele 欲しいです」とか何とか適当に言うと
「ああ、ああ。それなら Spielbrett に行きなさいよ」と進められたので、地域の大きなお兄さん向けゲームショップとして名を馳せているのかもしれません。ただ建物の一角の中庭スペースに向かって出店しており見つけづらいこと、同じように出店している店は皆、食堂ばかりで入るのに躊躇すること、これらが問題なのかも。
 その証拠という訳ではありませんが、主力RPGはどうにもクトゥルフ。ちょっと一捻り入ってます。『DnD』よりも多めに入っていました。『World of Cthulhu』誌のドイツ語版というかこれはドイツ語版が本家のような気もしますが、兎に角置いてありました。
 そして古き懐かしきボックスタイプのRPGが二つだけ置いてあるので、よくよくタイトルを確認してみると、その二つこそがずばり参議が探されていたサプリメント二つなあたり、ちょっと出来レースくささを感じずにはいられませんでした。
 ただここはRPGは主力製品ではなくって、ボードゲームのスペースが圧倒的に広かった。RPGは縦長の本棚一つだけといった感じで、ちょっと凝った感じのゲームショップでした。
路地
 こんな感じの路地の奥にRPGが眠っているのかもしれません。が、これは道に迷って採った写真なのでした。この隣の道の先に Spielbrett と数軒の食堂がころがっていました。

三軒目:SpielHuus

 遊戯屋というだけあって玩具屋でした。一階というかグランドフロアにカードゲームがあるのと、二階というか一階に今までで一番広いミニチュアゲームスペースがあるのが印象的でした。
 それ以外は本当に普通の玩具屋さんで、知育玩具から単純な玩具まで取り揃えられておりました。有る意味、ここが一番玩具屋としては機能しているかと思います。

*1:カードゲーム:『MtG』と『遊戯王