ツィミーシィ

 本日1413年、私の中でルゴジの手によってツィミーシィ始祖である第三世代が(一応仮に)死んだ。

起こったことは変わりはしない。
愚か者だったルゴジ。我々を破滅へと導いた者。常に忠実なる反逆者であった我々はあとに従い、理解かなわぬ地獄へと引きずり込まれた。
ルゴジはその夜、命を落とした。長老の下僕と我々が苦闘を広げていたとき、ルゴジは木の槍に貫かれ、我らの後ろで人目につかないよう隠されていた。
ルゴジの顔をしたそれが私のことを見つめていた。それ以来、私はいい子になった。

 以上は、ツィミーシィのアンテデルヴィアンの滅びの場に居合わせた、ランバッハ・ルスヴンの日記より