調和の神殿
ビルダー男爵が病に倒れて2ヶ月。冒険者たちが再びエベンダー城に集められた。冒険者の前にすがたを現したのはジャレッド。2ヶ月前とは違い彼もまた病んでいるようで、冒険者に近寄るにも、また言葉をかけるにも相当に苦しそうである。
曰く、ジャレッドの従者であるティアーゴは神との仲介者となる資格を有するものであり、彼を連れて万神殿である調和の神殿へ赴いて欲しい、とのことであった。そうすればビルダー男爵の病を癒すためのアーティファクトが手に入るのだと言う。
調和の神殿へと向かう一行。調和の神殿では十の試練が用意されていた。冒険者たちはみなで知恵を出し合い、魔力を捧げ、また敵と戦い、互いを守り互いを救い、10のうち9つまでの試練において神の賞賛を受け、そして無事2本の剣を譲り受けた。
1振りは《Fireball》が呪付されたものであり、これはバーシャークが手に入れた。そしてバーシャークの推薦によりもう1振りはヨルグに授けられた。これは《Cure Body》が呪付されたものであった。
- システム:パトリア・ソーリス
- 場所:キャッスル・ティンジェル
- GM:1名
- NPC:4名8役?
- 城代【Chancellor】、ジャレッド:デニスさん
- 従者にして神の声を聞くものティアーゴ:ニコさん
- 神殿の守人:ヤニックさん
- 埋葬されるべき死体:デニスさん
- 幽鬼2体:デニスさん&ヤニックさん
- ニンジャ・ナイト:デニスさん&ヤニックさん
- プレイヤ:10名
- ヨルグの獲得アイテム
- 1日1回の《Ice Arrow》が呪付された首飾り
- 1日1回の《Cure Body》が呪付された剣
- 経験値13点(うち10点は《Ice Arrow》の呪付に使用)
- その他参考リンク
今回は純粋にプレイヤ。役に立たないスキルを取ってゲームに望む。
ゲーム外・ゲーム後の感想&レポート
- あ! 男爵の傷の直し方が判明してないぞ!!
- 報酬の2振りの魔法の剣だが、本当にニコさんから私とトニーさんに譲られたのであった。やった!
- これで自分の剣を買うと2本になるので、すすんで人に貸していくようにしよう。
- ところでそのニコさん。留学終了ということで8月頭にドイツに帰っていくのであった。出張でドイツ行く機会があれば連絡を取ることにする。っても俺が出張で行くドイツって南部だろうからなぁ。彼のいるベルリンに行く機会は自分で作らないと。
- 調和の神殿へと向かう途中、幾度もデーモンおねいちゃんに出会う。あと侍っぽい人とか。
- いや、実は神殿へ行く道のりは簡単で、一旦会場からそとに出てそこでゲームをフリーズし、中ではスタッフが頑張って会場の飾りつけをやり直す。そしてさっき出てきた扉を神殿の入り口と見立てゲーム再開へと至るのである。
- その待ち時間中、ティンタジェルのお隣を借りられているコスプレ系団体さんの方々が表を歩かれていて、その中にまるで『Macho Women with Guns』から飛び出してきたような「Bat-winged Bimbos from Hell」がいらっしゃったのだ。眼福眼福と喜ぶヨルグとオーク。
- リドルなんてRPG中ではそうそう出来ないからなぁ。いやLARPならではというものか。
- ところでゲーム後、ニコさんが『ロールマスター』好きっ子だと判明する。良い男であることは知っていたが、それ以上にとても素敵な良い男であることが判明した瞬間である。
- ちなみにドイツでのLARPの場合だと、パーティ・リーダや試練のイニシアティブを握ろうとしたり、自己アピールしたりするロールプレイが続出して、こういうシナリオの場合、ぜんぶの試練を達成できないことがほとんどらしい。
- 良きも悪きも日本人っぽい感じか。
ゲーム中感想&レポート
- ジャレッドは何度もエベンダー城を「私の城」と表現していた。男爵の城であるにも関わらず、である。非常にジャレッドもきな臭い人物になってきた。
- そのジャレッドも怪我をし病を得た風体であった。陰謀に巻き込まれた可能性が大きい。
- 神殿の中。神殿の説明がなされている中、まったく耳を貸さず十の祭壇を一つずつチェックするヨルグ。
- シクサールのシンボルがまるで移動のルーンなのにドキドキワクワクしながらも、フォルトシュリットの前に置かれたこの神代のアーティファクトの材料に目を輝かせる。
- つまりこれはこれを作れ、いやそれのみならず各祭壇ごとにそれぞれのテストが用意されているに相違あるまい。よし俺はこれを組み立てるぞ、いや俺が組み立てなければならんのだ、と、もうその祭壇の前から一歩も動かなくなった。
- こうしてフォルトシュリットの試練はヨルグが引き受けることになる。うひひ。
十の試練とその経緯
- 祝祭の神フロイデ:明るく楽しい歌と曲を作って、ここでみなで合唱せよ。
- ところでフロイデの司祭がいたので、実は一番初めに試練の内容を聞いたのはこの試練であった。
- 試練が説明されるや、えーと、一行ドンビキ。
- 個人的にはこれが一番の難関だと思っている。能動的に行動する必要があるし、(俺にとっては)無から有を作り出す必要がある唯一の物だしなぁ。
- しかしフロイデの司祭が見事作詞作曲をやってのけたのであった。超・素敵。
- http://www.facebook.com/photo.php?v=10151072740982969&set=o.129698667045003&type=3&theater
- 知識の神ウィッセン:神話を語れ。
- 担当されたのはウィッセン司祭で、中の人は現役の作家さん。いや本当、凄い集中力で神話を書き表されておられた。
- 技術の神フォルトシュリット:この神代のアーティファクトを組み立てよ。
- うきうきわくわくしながらヨルグが頑張った。
- 自然の神ヒュテリン:この水晶の木を育て上げよ。
- 時間がかかるだけで難しい試練ではないので、どなたかがちゃっちゃと組み立てられて放置。
- 医療の神リヒト:ティアーゴを傷つけ治療せよ。
- 唄歌い宴会司祭のモニカが〈医術〉を持ってらっしゃるので担当。
- 冥界の女王シャッテン:この死体を弔え。
- 試練の内容が神から明らかにされるや(ゲーム中断となりプレイヤは全員目を瞑りハミングをし、その間に2階からデニスさんが降りてこられて祭壇の前に横たわりゲーム再開)、突如死体がみんなの目の前に現れた。
- 死体の目蓋にコインを乗せ、宴会司祭モニカの葬送の言葉が終わるや角笛を鳴らし葬儀完了。
- 法律の神ゲゼッツ:この裁判記録を読み解き、殺人が行われたのは何時、誰が、何処で、誰に対してなのか明らかにせよ。
- ようは論理クイズである。15の情報を読むに、犯罪・日にち・加害者・犯行現場・被害者それぞれに5種類ずつ選択肢が与えられる。で、15の情報というのは「窃盗を行ったのはAである」「詐欺の被害者はBだ」「偽造は市場で行われた事件の±1日に行われた」という奴で、それぞれを組み合わせて「殺人は、誰が何時何処で誰に行われたか」を明らかにするもの。
- 〈暗号学〉を持つ人がいればボーナスがあったみたいなんだけど、誰も持たないので取り合えず好きな人が頑張る。
- まあ、何でこんな長々と書くかと言うと、オオスズメバチを作り終えたヨルグもこれに参加し、そして解答へとたどり着いたからだ。ようは自慢である。
- 運命の神シクサール:誰か1人を生贄として捧げよ。
- 拒否したのだが、それもまた一つの選択である、との神の言葉を聞き無事解決。
- 魔法の神ツァウベル:異次元にて指定する儀式を執り行え。
- 魔法円を描くため床に円を描くのだが、フリーハンドで書き始める冒険者。それを見ていたオークのバーバリアンが一言、「チョークと一緒に紐が用意されているのに何故使わないんだ?」
- さてヨルグも参加して魔法円を描き始めるが、そのさなか部屋の隅から幽鬼が断ち現れ攻撃を加えてくる。
- これが一番怖かった。ヨルグは呪文に参加したのだけれど、詠唱中は当然身動きできない。つまりは完全に背中を仲間の冒険者に預け信じるしかないわけだ。
- 結句、首飾りに呪文を呪付する儀式は成功した。ヨルグが10経験点を消費したので、《Ice Arrow》が付与された首飾りはヨルグのものとなった。
- 適当な首飾りと青色の柔らかいボールを買っておかないと。
- 戦いの神クリーク:2名の戦士を選び、異次元にて2名の敵と戦え。ただし敵には正々堂々振舞う者と卑怯な振る舞いをする者がいる。正々堂々振舞う者を傷つけられるのは正々堂々振舞う者であり、卑怯な振る舞いをする者を傷つけられるのは卑怯な振る舞いをする者である。
- 2対2の戦い。正々堂々と戦う者に対しても二人係りで襲い掛かり、卑怯者にも二人係りで襲い掛かり、クリークは「不可」と判断された。