カード

 『Rage』はキャラクタ【Character】、セプト【Sept】、コンバット【Combat】という3種類のカードで遊びます。

キャラクタ・カード【Character Card】

 キャラクタ・カードは両面がそれぞれゲーム中に個別の意味をなします。一面はキャラクタの出生形態【breed form】であり、日常の活動を行う姿です。もう一面にはキャラクタのクリノス形態【Crinos form】が、戦闘形態が描かれていて、これは戦闘準備万端な殺戮機械としての形態です。キャラクタの中には能力値【statistics】が変化せず、両面に同じ絵が描かれているものもあります。これらのキャラクタの出生形態と戦闘形態は1つしかなく、同じものなのです。
名前:キャラクタの名前です。
セット記号:左上隅にはリリースされたセットの記号が描かれています。この記号は、そのカードがどのエクスパンションに属するものかを表しています。名声【Renown】:キャラクタの名声は、そのキャラクタがどれだけ尊敬されているか、どれだけ強いかを反映しており、そのキャラクタが殺されたときの得点になります。またゲームにおける名声レベルは、初期配置できるキャラクタの名声の合計の限界を意味しています。
部族【Tribe】:ガルゥの部族はその血統を表しています。ガルゥ13部族は長い歴史の中で互いに同盟と対立の何れもを経験しています。黙示録の刻間近な現代となっては、得てしてパック【Pack】には様々な部族が混在してます。
宿月【Auspice】:ガルゥは月の、彼ら言うところのルナ【Luna】の影響を大きく受けています。ガルゥの宿月、すなわち生まれた時の月相は、そのガルゥの社会的役割を大まかに示しています。
出生【Breed】:ガルゥの出生は、本人が一番自然だと見なしている形態を表しており、人間の世界と狼の世界、何れで生まれたのかを表しています。メティスは自動的にクリノス形態を取っています。
能力値【Statistics】:『Rage』におけるキャラクタは3つの能力値を持っています。

  • 業怒【Rage】は戦闘能力を意味します。
  • 霊力【Gnosis】は霊的な同調能力を表します。
  • 体力【Health】はどれだけ戦闘に持ちこたえられるかを反映してます。

特殊能力【Special Ability】:キャラクタの特殊能力は、そのキャラクタが秀でている優れた何かのことです。得てして特殊能力はゲームに影響を及ぼしますが、中にはキャラクタの個性を表すだけのものもあります。
その他の能力【Other Abilities】:ガルゥはみな再生【Regenerate】、界渡り【Step Sideways】、狂乱【Frenzy】します。これらの能力に関しては後述します。

コンバット・カード【Combat card】

 コンバット・カードは青い背のカードで、あなたのパックが喰らわすことのできる肉体的な打撃や、パックの戦術を表しています。コンバット・カードにはコンバット・イベント【Combat Event】とコンバット・アクション【Combat Action】の2種類があります。コンバット・イベントは特殊効果を発生させてによって戦闘の流れを変えるでしょう。一般的にコンバット・イベントは戦闘前、または戦闘のラウンド間に使用します。コンバット・アクションは戦闘における肉体的なやり取り、つまり攻防となります。もしゲーム中にコンバット・カードを使い切った場合、捨て札としたコンバット・カードをシャッフルしなおして、新たに引きなおしてください。

セプト・カード【Sept card】

 セプト・カードはパックに属するキャラクタたちのリソースです。セプト・デッキにはガルゥが使用できる装備や特殊能力、その他利益となるカードが含まれています。セプト・カードには幾つもの種類があります。セプト・カードを使い切った場合、それでもゲームを続行できますが、リドロウ・フェイズにセプト・カードを引くことはできません。

アクション【Action】

 アクション・カードはキャラクタがその身をもって何がしか行うことによって発生する特殊効果です。アクションはカードに指定されていない限り、いつでも使用できます。キャラクタだけがアクション・カードを使用できます。

協力者【Ally】

 協力者はパックの友人であったり仲間であったりします。協力者はキャラクタと同様に自立して行動を行い、戦闘で戦うこと、装備すること、パック・アクションを起こすこと、アルファを勤めること等などが可能です。協力者はパックの一員と見なされ、(ケルン【Caern】や縄張り【Territory】といった)パックのリソースの利益を享受できます。しかし協力者は投票できず、集会を召集することもできませんし、キャラクタが全員死んでしまえば、協力者はゲームに残れません。パック全体に及ぼす効果は協力者にも影響しますが、パックの名声【Renown】は協力者による影響を受けません。

戦場【Battlefield
ケルン【Caern】
獲物【Prey】(敵【Enemy】か犠牲者【Victim】)

 敵はワームに汚されていて、ガルゥの敵となります。また犠牲者はワームの配下にとって敵となります。敵も犠牲者も共に獲物として分類され、キャラクタ同様に能力値を持ちます。中には特殊能力を持つものもいます。敵と犠牲者は狂乱【frenzy】せず、またコンバット・イベント【Combat Event】の利益も得られません。そして使用されるとハンティング・グラウンド【Hunting Ground】に配置されます。
 キャラクタの様に授け【Gift】使用能力を持った獲物は、いつでも授けを使用できます(下記、授け参照)。プレイヤは自分のキャラクタや協力者がその獲物と戦闘していなければ、その獲物が使うものとして授けを使用できます。こうした授けは誰を目標にしても構いません。例えば〔Progenitor Mage〕が自分とは関係のない戦闘に対して〔Distractions〕を唱えても構いませんし、あなたのパックの一員の傷を治すために〔Mother's Touch〕を唱えても構いません(この場合は、あなたと〔Progenitor Mage〕が戦っていない必要が有ります)。授けが使用できる獲物は自分自身の攻撃や授けをキャンセルできません。
 誰であっても獲物を攻撃できますが、ワーム・パックが敵を倒しても、またガイア・パックが犠牲者を倒しても得点になりません。そうした場合、ヴィクトリー・パイル【Victory Pile】には置かれません。敵の戦闘には関係ない特殊能力はワーム・パックには、犠牲者の戦闘に関係ない特殊能力はガイア・パックには影響しません。例えば〔Pentex Refinery〕が場に出ていても、ワーム・キャラクタは再生【regenerate】を阻害されません。しかしどの敵も犠牲者も授けを使える場合、どのパックでも授けも目標にできます。
 敵や犠牲者の中にはユニーク【Unique】なものがいます。このユニークな獲物はゲーム中、同時に1枚しか使用できません。

装備【Equipment】
イベント【Events】
授け【Gifts】
集会【Moot】と会議【Board Meeting】
祖霊【Past Life】
探求【Quest】
儀式【Rite】