初エジプト

 何だ。24時間くらいは経った気分で、本当にようやくカイロに到着しました。それも現地時間でかなり夜遅い時間です。一応、そのことは解っていて、また空港にはそれを見越した客引きがワンサカといて、到着日くらいは宿探しをせず、彼らに任せて宿を取るのも良いかもしれないね、みたいなことがガイドブックにも書いてましたので、ガイドと話しているうちに

客引き
何処を観光するつもりかな?
鮎方
んー、サッカラとスフィンクスは見ておきたいなぁ。あとは博物館巡りかねぇ。

 などを話しているうちに、何時の間にやら勝手に向こうの流れで宿泊にツアーまで組み込まれ始めてます。え! おいおいおいおい、ちょっと待ってくれよ、どうなってんだよ。

鮎方
いやいやいやいや、俺、金ないから! まだポンド持ってないから、払えないや残念だなぁ!!
客引き
ええ、両替はこちらですよ?

 などを、混乱しているうちに両替屋まで連れて行かれ、両替屋の親父まで「こいつは信用できるよ。適正な値段だね」などと抜かし、頭がパニクりながらもツアー内容を確認し、(自分で行けるだろう)博物館行きはキャンセルし、ピラミッドには二日後に行くことを決めて握手を交わし、3泊分の宿が190ドル、ツアーで110ドルの出費が確定。
 しかも宿に到着したら、ガイドとホテルのポーターがハイタッチ。ムカつく! ぼられたか。
 もう本当にムシャクシャしながら、ポーターにチップを渡し、その日は就寝。ぐて。
 とは言いつつも、帰国してからノンビリ考えると、エジプトの物価ではぼられ気味な気がしますが、それでも夜中に自分で宿探しをしたり観光地へ行く方法を自分で探したりしなくちゃならないことを考えると、まあ正解ではあったわな。とも思います。