『D&D3e』
マスタ
- 鮎方
登場人物
都市情報
- 名前:
- 規模:小さな村
シナリオ
『Seven tales of Adventures D&D対応 シナリオ集 Vol.1』(ホビージャパン)より「墓守の娘」に手を入れて使用。以下、ネタバレあり。以前、廃鉱山の依頼を受けた商人から、「今度はドワーフの拠点まで行くので護衛として着いてきてくれないか」と依頼を受ける一行。商人とともに3日ほど旅を続ける*1と、3日目には雨が降り出してきたので、途中の村で休憩を取ることになった。
その村は15年前に謎の流行病で大打撃を被った村で、村の領主であった魔法使いのコルカス・レインフォールドの妻もそれが原因で死んでいた。それ以来、領主自身は行方不明となり、その館は使われていないはずなのだが、パーティ一行が村に入る際、そこに灯る明りがあった。
ドワーフの鉱山までこの先の道のりは二手に分かれていて、一方は森を抜ける道で4日の行程*2、もう一方は森を迂回する7日の行程*3である。最短ルートを通るなら森の状態を調べておこうと村で情報収集をするが、森の奥深いところについては取り立てて詳しいことは聞けず、また狩人も今は森に入ってしまっているという。代わりに聞けたのは15年前に流行病があったことと、それ以来、領主の館には誰も住んでいないと言うこと。にもかかわらず、最近、館の方で人影や火の玉を見るらしく、村人たちはバンシーでは無いかと噂しており、うろめく冒険者たち*4。
それでも自分たちは商人の依頼を受けている身だし、村のことには係われないよな、などとパーティは話し合い、森について情報収集を続けていたのだが、ただ一人リュウガは誰にも何も言わず単身館へと向かう。そして館の一階部分を捜索し、様々な怪異やオーカー・ジェリーに遭遇し、恐れをなして館を後にする。
報告を聞いた他のメンバーは、パーティはおろか雇い主に話もしないで関係の無いことで怪我をする気か、契約と言うものをどう思っているのだ、無責任すぎる、などと罵倒しながらも、捨て置けない状況ではあるしと、雇い主に話をしたところ、雇い主としては「この雨では旅も続けづらいので、自由にして良い。それにこの小冒険で後々響くような怪我をするようなら、逆に今後の護衛任務も危なっかしくて任せて置けない」とズバリと言って許可をだしてくれたので、館の調査に出向くことになった。
館を調査すると書斎では様々な魔術書が発見され、その多くが召喚術や死霊術に関するものであった。そして中に廃鉱山で発見された魔術日記に記された紋章と同じ紋章が記された魔術日記が発見される。それによると15年前にデヴィルを1体喚起したとのことであり、流行病が流行った日にちとの前後までは解らないながらも、恐らくそのデヴィルのために病気が広がったのであろうと予測をつける一行。そのまま捜索を続け、そしてついに地下室を発見し、封印が解かれ今にも外に出て行かんとしていたデヴィルと戦うのであった。
遭遇(脅威度、撃退数)
- モンスタ
- 罠
- 崩れそうな階段×1(1、0個)
経験値(一人頭)
- 1,225xp
報酬
- 武器
- ロングボウ+1×1
- ポーション
- エンデュアランス×1
- レビテート×1
- スクロール
- サモン・モンスターII(秘術)×3
- マジック・ウェポン(秘術)×1
- キュア・シリアス・ウーンズ(信仰)×1
- ウォーター・ウォーク(信仰)×1
メモ
ああ、もう本当に気分の悪いセッションでありました。なんと言ってもリュウガが単身で館一階部分捜索にかけた時間がリアルで1時間。その間、他のPCたちのパートに戻すなり、危険さを醸し出して警告するなりしても、お化け屋敷感覚で冒険を続ける有り様で、ダイス目が悪かった所為で殺せなかったけど、今思うと無理矢理殺しておくべきでした*5。また私も「もう戻るだろう、もう戻るだろう」とダラダラ付き合っていたのは問題で、スパっと切り捨てるべきでした。『ブレード・オブ・アルカナ』みたいなシーン制のゲームや、『サイバーパンク2.0.2.0.』みたいなPC間の関係がギスギスしたゲームをしているのではないのだから。
昨日今日ゲームを始めたんなら兎も角、もう10年以上ゲームをやっているのだから、どういう種類のゲームを今やっているのか、他のプレイヤの共通認識くらいキチンと把握してゲームをしなさいよ。結局、セッション途中、切りのいいところでゲームを一端切り、プレイヤである嵐丸君に対して口頭で注意をする始末。
その後は私の情けないところで、気分を害してしまった*6為に非常に投げたマスタリングになってしまい、これはプレイヤ4人には申し訳なく思うところです。もっと修行を積まないと。
*1:「3日ほど旅を続ける」遭遇表は3日とも開地(Clear)を使用。結果はゴブリンの略奪部隊、ワーウルフ、コボルト、オーク、巡回兵と遭遇。最初の略奪部隊でPC全滅の可能性があったので、かなり手加減をしてしまった。
*2:「4日の行程」森林(Forest)、森林、丘陵(Hills)、山岳(Low Mountains)を使用の予定
*3:「7日の行程」開地(Clear)、開地、開地、開地、丘陵(Hills)、丘陵、山岳(Low Mountains)
*4:「バンシー」MM2に収録。脅威度17。出さないって、こんなの。
*5:「無理矢理殺しておく」オープン・ダイスを振って目も確認せず、「クリティカル」と言い、ダメージ・ダイスとして1d6を振って「ダメージ100ね」と言うくらいの勢いで。
*6:「気分を害してしまった」はっきり言うと、もう二度と私の卓には来てもらいたくないくらいのダークな気分になっておったのです。