鰻ツアー(2000/07/30)

 思い出したのでまとめてみると、どうしてああいうことになっちまったのか。多分、この頃は人材派遣業をやっている客先の人事システムの設計・構築という1年がかりの仕事の山場でかなりテンパっていたのが悪いんだろう。
 まあ色々記録をたどってみれば、2000/07/30(日)に映画を見に行くことになったのが発端らしい。この日は「土用丑」であったので、それなら映画見て、ついでにウナギを食いに行こうという話になったわけだ。で、その前日の土曜日に、どこに食いに行こうかという話になった折に、何だか知らんがミハイルに言わせれば私の方から
「鰻っていやあ浜名湖だよな」
 みたいなことを言ったらしい。いまいち信憑性は無いんだけれど、兎にも角にも
「そうだそうだ、鰻って言やあ浜名湖だろう、浜松だろう。間違いあるまい、問題あるまい」
 などと盛り上がり、数時間ほど休息とってから出発することにあいなった。
 もうこの時点で目的である映画がすっかり飛んでいるのが阿呆であるけど、そこうしているうちに電話が一本。ミハイルからかと思って出れば、はいたかから。
 はいたか「ミハイルから聞いたんやけど、浜松に行くって? 車出すよ」
 ……阿呆、1名追加ー。
 こうして7月30日の日曜日、余裕を見て朝の4時ごろに集合し、はいたかの車に乗って出発したのでありました。その際にはいたかが持ってきたのは、近畿地方の道路地図。みはいるが持ってきたのは、中学時代の世界地図。
 とまれ、「ところで一般道で行ってみないか?」「ただ一号線に素直に乗るのは腹立たしいな」「応。このまま生駒を越えて奈良に抜け、三重に抜け、そこから北へ向かえばもう名古屋だ」「いけるな、ルートもある。そこから先は?」「うーむ、この地図は近畿の地図だからな」「じゃあそこから先は1号線ということで」「そういうことで」
 そんな感じで軽自動車に男3人乗っかっての珍道中が始まったのかな。
 出発したのは0400h、浜松に到着したのが1200h。「丁度お昼だ素晴らしい」と昼飯食って、車に戻って帰路の旅。
「なあ。高速乗らん?」「「賛成」」
 帰路は高速乗って、名古屋で降りて、これまた1号線から名古屋の市内までは距離があり、道に迷いながらもミハイルの中学時代の地図を見てみれば、東海工業地帯の地図として名古屋市内が載っており、いまさら世界地図に助けられるとはと驚きながら、名古屋市内で味噌カツを食い、大阪に帰り着いたは2200h。
 もうクタクタでありました。