魔術師とヨタロー

 というと、朝松健の『マジカル・ハイスクール』(富士見書房)を思い出します。
 魔術マニア、UFOマニア、陰謀マニアの落ちこぼれ高校生3人が、実戦魔術に成功し本当に悪魔を呼び出してしまう。そのため彼らの通う高校は一躍ホラー映画の如く世界に変わってしまい大問題。これを正すため、彼らは本当の魔術師に弟子入りし、悪魔と対峙するのでした。
 ってな感じの物語なのですが、主人公である魔術マニアが魔術師に弟子入りした時に名乗った魔術名が「Yet Organized Talumudic Assembling Roll Of Unexplanations」で、これでは長すぎて魔術武器に書き込めないからと略した名前がY.O.T.A.R.O.U.
 フラター・ヨタロー。そんなことを思い出して読み返してみたり。