『ハウルの動く城』

 見てきましたよ。原作は読んでいないのですけども。
 いや面白かったです。カブの結末は唐突でしたが(まだ言ってるよ)、それでもスンナリ楽しめました。
 その上で引っかかっていることを上げていくなら、荒地の魔女の呪いというのは何だったのだろう、と言うことで、確かにソフィーは老婆になってしまい、街から離れる際には折れ曲がった腰でヒイコラ言いながら移動していたわけです。ですけど動く城に辿り着いて、掃除婦として働き出してからというもの(もう少し前から?)、曲がった腰はまっすぐになり、老婆というより初老と言う雰囲気に変わっています。そして外と接触が絶たれた状態とも言うべき睡眠時には本来の姿に戻っていたり、夢の中でもそうだったりと、かなり本人の意識が表れていて、……んーなんだろ、荒地の魔女の魔法の力は単に切っ掛けに過ぎなくて、魔法をかけていたのはソフィー自身ではなかったのか、などと自己啓発もどきの感想も抱いてみたり。