『Once Upon A Time』(Atlas Games)

 ここまでボードゲームをしても、まだ隣の卓は『迷宮キングダム』中、でももう少しで終わりそうという話なので、のぶはらさんのインストをかねて『Once Upon A Time』をプレイ。
 ざっくりプレイだったので記録はとっていませんが、

 あるところにグルメな王妃様がいて、何か美味しいものはないかなぁなんて思っていたところ、一羽の鳩が飛んできました。その鳩は「遠い東の国にそれはもう美味しい料理を作るコックがいると聞きました」と言うので、王妃はそのコックを呼び寄せました。そのコック、それはもう大変な歳の老婆でしたが、老婆は腕によりをかけて得意の鳩料理をつくりましょう、と言いました。
 それを聞き、「平和の使者の鳩を食うなど言語道断! その老婆、牢につなげィ!」と王様は大激怒。あわれ老婆は囚われの身です。
「請われたからこそ料理を作ったと言うのになんたること! にくむ、にくむ、にくむぅ!」と、老婆は泣きはらし牢の扉をたたき続けました。
 そんなある日、老婆は美しい女性の夢を見ました。そして鳩以外の料理をつくるように諭しました。そこで老婆は西の国のキノコ料理をつくりましょうと、王にいいましたが、それには一つ問題がありました。そのキノコは西の国の洞窟に生えており、そこには醜い怪物がすむというのです。
 (略)
 キノコは無事、持って帰られました。そのキノコの料理は非常に美味しく王妃は大変満足しました。
「このキノコは何と言うキノコじゃ?」
 そう聞く王妃に老婆は
「それはシメジでございます」と答えました。
 それを聞き、王妃は「たかだかシメジのために若者に長く危険な旅をさせたというのか!」と大怒り。
「その通りでございます。これこの通り、そのシメジでこれほど美味しい料理ができました。大切なものは具材ではありません。調理をするということなのです」

 と、まあそんな感じで、この後、教訓めかしたことを言ってのけて、のぶはらさんが話しを終わらせました。