『Advanced Dungeons & Dragons 1st』延長戦

無事、海辺の村を救った一行。しかし宴席まで時間があったので、少し軽く冒険しようということになった。そこでブルースが日夜平和を守るために戦っているゴッサム森へ行くことにした。

DM「鮎方くん、ワンダリングのランクでも決めようか」
鮎方「あいあい。んじゃー1d10振って決めるか。(コロコロ)。おっと、偏った。10」

そこは昼なお暗いゴッサム森の奥深く。
冒険者たちは嫌な汗で背中をびっしょり濡らしていた。
「では手持ちのアイテムを出していただきましょうか。それで君たちの命は救われるのです。安いものでしょう?」
冒険者に対面するのはリッチ。エデ・イーともノー・ライフ・キングとも呼ばれるモンスタ。
折角、クトゥルフ戦で手に入れたアイテムをここで失うのか? やるか? やれるのか? 相談するPCたちを見てDMはひとまずリッチのクラスを決めることにした。そして彼はクレリックであることが判明。大方、オーカスの配下とでもいうところだろう。しかし重要なことはそんなことではなかった。奴がイビル・クレリックであるという事実、それこそが重要だった。そして戦闘が始まった。
1ラウンド目。先にリッチは《ゲート》を詠唱。まずは異世界への門が開かれる。それを尻目に『Talisman of Pure Good』を取り出すクレリック。そして接触攻撃。
「地の底にあるゴッサムアサイラムで前非を悔いるがいい!」
するとリッチの足元が裂け燃え盛り、彼は大地の中に引き込まれていった。

GM「んじゃー、ゲートは開いてるんでランダムで誰が来るか決めるね」
PCs「え? 終わってないの? 閉じないの?」
GM「閉じないよ。(ころころ)」

開かれたままのゲートから出てきたのはレッド・ドラゴンの首であった。「やれるか?」そう冒険者が考えた瞬間、次には緑の首が現れた。青、黒、白と現れるドラゴンの首。
クロマティック! ティアマット!! タキシス!!!
恐怖におののく冒険者を見つめる5つの首。
「わしを呼び出したのは貴様らか?」
「いえ! 違います。あなたを呼び出した不遜なやからは我々がもう退治いたしました!」
「ほう、そうか。ならば良い」
そう言い残し、クロマティック・ドラゴンは帰っていった。

GM「んじゃーまー、ワンダリング発生したし、延長戦で追加のワンダリング行くか」
そうしてヴァンパイア・ロード2体。
物見遊山の冒険者たちはゴッサム森の恐ろしさをその身にしみて味わったのであった。

  • システム:『Advanced Dungeons & Dragons 1st』
  • GM:舞鈴堂
  • 遭遇したモンスタ
  • プレイヤ:5名
    • てけりり:(スノウ・エルフ/ジーニー・ディーラー)
      • スペルを指名すると、精霊さんが世界のどこかからそのスペルがパクってきてくれる万能スペルユーザ
      • でも帰ってくるまでに時間がかかる
    • つるぎ:(ハーフリング/ハーフリング・ガーディアン)
    • ?:(?/クレリック
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    • ?:(?/剣聖)
      •  
    • 鮎方:ゴッサム森のブルース(人間/アーチャー・レンジャー)
      • ゴッサム森の平和を守るため、今日も戦う正義のレンジャー