『Advanced Dungeons & Dragons 1st』
任務の合間、海辺の村に行ってくれ、と依頼される冒険者たち。従来、その村では近くに住むサハギンと協力関係にあり仲良くやってきていたのだが、最近になり彼らの手によって魚網を破られるなど、悪意ある行動が目立つようになってきたらしい。
道中、トロルと出くわすもそれを容易く倒し、村へとたどり着く。とりあえず村長にサハギンの住処である洞窟の場所を聞き、村の青年の道案内でさっそくそちらへ向かう。
入り口付近で青年と別れ、ダンジョンへと入るが住処はもぬけの殻である。ダンジョン・レベルをあげ先へと進む一行。
そしてついにダンジョンの再奥で彼らは異様な光景を目にした。
DM「鮎方くん、1d100振って」
鮎方「あいあい。(コロコロ)。おっと、偏った。94」
DM「ん、ちなみにそれNumber of Appearanceね」
*
その部屋には94体の何か、サハギンめいてはいるものの、しかしサハギンではない始めて見るモンスタが94体いた。中央の蛸か烏賊か、それともドラゴンかと思わす謎の神像に元の住人だろうサハギンの死体を捧げ、何がしかの儀式が行われていた。
「Ia' Ia' Cthulhu. Ph'nglui mglw'nafh Cthulhu R'lyeh wgah'nagl fhtagn!」
何らかの神への賛歌が響く中、何が起きているのかさっぱり解らないが94体もの相手を敵に回して敵うはずも無いと考え、一行はひとまず引き上げることにした。
領主に報告して、手勢を動かしてもらおう。1パーティ相手に大規模戦闘ルール持ち込まれたら死ぬわ。いやいやSANチェック、SANチェック。
などと相談し、村人を避難させることにする。
「本当にそれでいいの? 間に合わないかもしれないよ。彼らはここにいるべきではないんだ」
道案内の青年だった。なんだか肌が浅黒いような気がしてきた、掌までも浅黒いのではないかという気がしてきたが、冒険者たちは何も知らないので「無理だ」と言う。
「すべての問題はあの神像にはめ込まれた宝石なんだ。私の名の下に秘石を取り外してくれればいい。這う寄る混沌の名の下に」
そう告げ青年は姿を消した。
「混沌? カオティック? 手を貸してくれるということはCG神のアバターかその眷属か?」などと茶番をしながら、神の指令に従い洞窟へと引き返す。そして儀式中の深きものどもに《ファイヤーボール》を打ち込み、次々となぎ倒していく。
しかし流石に94体は多かった。しかも死んでいった深きものどもの数が何やら計上されている気がしてきて、何やら嫌な気がしてきたブルースは弓を手に取り、神の名前を叫びながら秘石を居抜き、破壊した。
「這い寄る混沌の名の下に。(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!」
- システム:『Advanced Dungeons & Dragons 1st』
- GM:舞鈴堂
- 主要NPC:
- 謎の青年:ナイアルラトホテップ
- 『Legend & Lore 1st』村出身。
- 謎の青年:ナイアルラトホテップ
- 遭遇したモンスタ
- トロウル
- 深きものども94体
- 『Legend & Lore 1st』村出身。
- プレイヤ:5名