馬:追加

 因みに現在ハイアル種を復活させた民族であり、ドラゴン・パスでの騎馬民族代表と思われている自称「純粋な馬の民」グレイズランド人であるが、連中の魔法の奥義は《氏族の祖霊を魂呼びする》であったりする。そうするとカルグザントというのは騎馬民族の神ではあるけど、馬ではなく太陽に主体を置いた氏神、祖霊信仰なのだな。
 となると魔法の形式は神教と呪術と言う風に異なるとは言え、カルグザントよりも馬女神リダルダの方がスンチェン人の姿を残しているようだ。スンチェン人たちはトーテムごとに部族に分かれており、奥義としてトーテムの動物に変身できるのですが、リダルダは精霊信仰(呪術)ではないもののその奥義を《馬になる》としている。
 これは父は呪術の大精霊、母は神教の女神であるが故に、大精霊となるか神になるかを迫られ神になる道を選んだ猫神インキンも同じで、インキンの奥義も《アリンクス(猫)になる》である。
 この動物に変身する魔法を伝えている神というのは、スンチェンの大精霊が変異した神だと思うし、そうした魔術の形態を変容させる方法と言うのがどこかにあるのだろうな。
 ところでグレイズランドを調べるのならEWFとセントールと鉄の蹄が関わってくるので、というかEWFが関わってくるので注意すること>鮎方さん