『Patria Solis』の戦闘について:その1

11/11のLARPセッションには知り合いの方が何人かいらっしゃられる様なので、戦闘についてまとめてみます。自分も実はいまいち理解していなかった部分があるので、自分の理解の為でもあるのですが。
ただこれは『Patria Solis』の戦闘ルールについてのまとめになります。『DragonSys』(G&S Verlag Ltd.)で遊ぶ際にも有効かもしれませんが、差異は自分で判断を願います。

攻撃を受ける

生き残らないと! と言う事で攻撃を受けた時の処理です。
まず人間の身体は胴体、左腕、右腕、左脚、右脚の5つの部位*1に分けられます。
そしてPC、NPCを問わずキャラクタは「防護点」を持っています。まあ持っているといっても、普通の人間は0点ですが。その防護点が0点の身体部位に攻撃を受けると、その身体部位は「負傷」します。負傷した部位は使用できなくなります。
胴体を負傷した場合、キャラクタは即座に「気絶」します。その他の部位の場合、同じ部位を2度負傷すると「気絶」します。
この気絶が発生したらキャラクタはその場に倒れます。そして「失血」が始まります。〔長所:痛みに強い〕を持っていても「失血」は始まります。
失血したその時から黙って1〜500までカウントしてください。誰かが治療を始めればカウントを止めても構いません。しかし治療が中断されのならカウントを再開してください。500に至った時、キャラクタは「失血死」します*2

生き残る

耐えないと! と言う事で防護点の獲得方法です。
まず防護点は祝福点、装甲点、自然装甲点、耐久点、凶暴点の5種類に分けられます。そして打撃をうけると、上記の順番で防護点は削れていきます。

  • 祝福点
    • 祝福点」というのは、神の祝福によって得られる防護点です。
    • 具体的には《ブレッシング【Blessing】1または2》*3によって1点得られます。もしくはイベント効果でマスタがくれる*4かもしません。
  • 装甲点
    • 装甲点」というのは、物理的にもしくは魔法的に得られる防護点です。
    • しかし鎧からか魔法からか、何れかからしか得られません。魔法による装甲点を持っているものが鎧を着た場合、魔法装甲点はなくなります。また鎧を着ている者が魔法を投射されても効果を発揮しません。
    • 鎧から得る場合は実際に鎧を着ます。ただし鎧をつけていない部位の装甲点は0になります。例えば、胴体に金属鎧を着ていたとしても、手足の防護点は0点のままで、一度武器で攻撃されると負傷してしまいます。鎧に関して詳しくは別項にて説明します。
    • 魔法から得る場合は《Magic Protection》か《Magic Armour》*5を投射します。
  • 自然装甲点
    • 自然装甲点」というのは、厚い皮や鱗など、もしくは魔法によって得られる防護点です。これは装甲点と違って、物理と魔法両方から装甲点を得られます。まあ人間には物理自然装甲点はありませんが。
    • 魔法から得る場合は《Nature Armour》を投射してください。これは瞑想によって再充填できます。
  • 耐久点
    • 耐久点」というのは、スキル〈耐久力〉を取得することで発生する防護点です。15分休憩するごとに1点回復します。
    • 毒を塗布した武器による攻撃をこの耐久点で吸収した場合、武器そのものの打撃は吸収されますが、毒の影響をこうむります。
  • 狂暴点
    • 狂暴点」というのは、スキル〈狂暴力〉を取得したり、魔法によって得られる防護点です。魔法から得る場合は《Berserk》を投射してください。
    • 狂暴点を使うには狂暴状態になる必要があります。一度でも攻撃を受ければ狂暴状態になれますし、《Berserk》が投射された場合は即座に狂暴状態になります。狂暴点で打撃を吸収した場合、戦闘終了後すべて負傷となります。

*1:5つの部位:5つの部位? 頭は? 頭を攻撃するのは危険性の観点からルール違反です。

*2:キャラクタは「失血死」します:敵の激しい攻撃により気絶する。失血のため、50ラウンド後に哀れな犠牲者は死亡する。『RM』ならそんな感じ

*3:《ブレッシング【Blessing】1または2》:1と2の違いは休憩によって再充填できるかどうかです。何れにせよ術者は自分には投射できません。

*4:イベント効果でマスタがくれる:その場合、〔短所:神聖魔法忌避者〕は拒否するべきなんでしょうね。

*5:《Magic Protection》か《Magic Armour》:両者の違いは瞑想によって再充填できるかどうかです。