合流
シャレ流のシャレ大公「ルイ」ジャン・シャルル・ド・タレーラン=ペリゴール(1675-不明)が結婚したのは1722年、相手はマリー・フランソワーズ・ロシュシュワールという女性でしたが、彼女は未亡人であり、既に前夫との間に1人娘が、マリー・エリザベート・シャミラがいました。そして1727年、ジャン・シャルルとマリー・フランソワーズとの間に娘が、マリー・フランソワーズ・ド・タレーラン=ペリゴールが生まれます。
一方のGrignol流のタレーラン侯ダニエルですが、彼も同じ頃に結婚し、1726年にガブリエル・マリー・ド・タレーラン=ペリゴール(1726-1795)を授かりますが、妻に死なれてしまいます。そして再婚したのが、親戚であるシャレ大公ジャン・シャルルの妻の連れ子、マリー・エリザベート・シャミラでした。このマリー・エリザベートとの間にまた一子、シャルル・ダニエル・ド・タレーラン=ペリゴール(1734-1788)を授かりました。
こうしてタレーラン侯ダニエルには後継者となる男子が2人いましたが、シャレ大公ジャン・シャルルには娘しかおらず、シャレ大公位を継ぐ者がいませんでした。そこで自分の娘マリー・フランソワーズに歳近い、タレーラン侯ダニエルの長子ガブリエル・マリーとを結ばせて、1754年に生まれるアンリ・シャルル・ド・タレーラン=ペリゴールを後継者としました。
そしてダニエルの次子であるシャルル・ダニエルは父の所領を継ぎ、タレーラン伯となります。
系図
- ミシェル・シャミラ(1689-1716)&マリー・フランソワーズ・ロシュシュワール(1686-1771)
- シャレ大公「ルイ」ジャン・シャルル(1675-不明)&マリー・フランソワーズ・ロシュシュワール(1686-1771)