タレイラン

 なんだか要らぬ思い付きで喋ったことが元で、id:cider_kondoさんに色々と調べてもらったようで、負けてはならじとこちらもちょこっと調べてみました(全体的な系図)。
 タレイランの祖父であるタレーラン侯爵ダニエルは2度結婚しており、タレイランは2度目の結婚(相手はマリー・エリザベート・シャミラ)で生まれたタレーラン伯シャルル・ダニエルの子である。
 祖父ダニエルの初婚の相手Marie Guyonne de Rochefort-Theobonとの間に生まれた、(タレイランからは伯父にあたる)「ガブリエル・マリー・ド・タレーラン=ペリゴール」は1743年、「マリー・フランソワーズ・ド・タレーラン=ペリゴール」と結婚。
 で、そちらから祖先をたどると、マリー・フランソワーズの父は「シャレ大公ルイ・ド・タレーラン=ペリゴール」(母は「マリー・フランソワーズ・ロシュシュアール」)で、その父は「シャレ大公ジャン・ド・タレーラン=ペリゴール(1640-1731)」(母は「ジュリ・ポンパドゥール」)、その父は「シャルル・ド・タレーラン=ペリゴール」、更にその父は1618年3月に死亡した「ダニエル・ド・タレーラン=ペリゴール」という模様(で、このあたり、近藤さんの記事とチト食い違っているというか入り混じっているので注意が必要か。チト、調べた。大分解ってきたが、ここちょっと入り組んでる。)。
 このダニエルの子、シャルルの兄弟に「アンリ・ド・タレーラン=ペリゴール」という名が見えて、彼の生没は1599-1626年。なのでid:cider_kondo:20040531#p6に書かれた、『ダルタニャン物語』にも名前が見える「シャレ伯爵アンリ・ド・タレーラン=ペリゴール」は彼のことだと思われます。