『山海教』

 アッリアノスの『インド誌』を読んでいて、インドの生き物としてオウムのことが触れられていた。これを読んで『山海教』のことを思い出したよ。
『山海教』には中国周辺の山川、奇天烈な神様や祟り神、またはイヤ動物やヘンテコ薬草、珍奇な石などばかりが載っているものと思ってたんだけど、学校の図書館の閉架の方に『山海教』が置いてあったので*1、借りて苦心惨憺読み進めると、「黄山有鳥青羽赤嘴人舌能作人語名曰鸚鵡*2」などとあって心底ビックリ魂消たもんでした。
 この本、「猩猩の肉を食えば足が速くなる」などの特殊効果や、また様々な薬草のことが載っていたりと、色々RPGの役に立つ本なのではないですかいな。
 そもそも私が読んだのも、『央華封神*3』の役に立てようと思ったからだし。

*1:「図書館の閉架」実はそんなことをしなくても、平凡社から中国古典全集だかに納められているので、開架式でもあったりする。

*2:黄山有鳥青羽赤嘴人舌能作人語名曰鸚鵡」黄山に鳥あり。羽青く嘴赤し。人の舌もち、巧みに人語をあやつる。名を鸚鵡という。

*3:央華封神』中華風世界を舞台とするも、国ではなく邑が散逸しているような伝説上の時代を扱ったRPG。タイトルから見ても『封神演義』の影響は大きいか。清松みゆき氏によるダメージ管理システムは秀逸。