同人誌受取

 映画館に入って、同人誌受け取り。
 頼んでいたのは

 という大好きサークルであるクワルナフさんの出された歴史同人誌。これはコミケ前日辺りにいきなりミハイルからメッセで連絡入って、「いる?」と聞かれた代物。そりゃあ要りますって、重要ですって。と、感謝し、お願いした本で、ウハウハないしはハァハァしながら受け取ります。
 そして昨日のメッセではもう一冊あるとは聞いていたので、何を出すのかと思っていれば、

  • 『Fatality finish him』(マットロン・ジュサロップ)

 という、何だかアニメ絵なオネエちゃんが表紙の本を取り出すミハイル。
「何コレ?」
「『Fate』の同人誌」
 ? 意味が解りません。というか彼の言う『Fate』が何かも解りません。今、ググルさんに聞いたのだけれど、エロゲーでいいの? 兎に角も訳の解らない顔をしている私に対して、4ページの実験の章を読むよう促してくるので、そこを読んでみますと……。
 ……どっかで読んだ内容だなァ。要約すると著者の知人である個体Cは、どうにも同人誌を買っても読んでいないようであるので、それの実験をするべく、ある日彼には落丁本を売りつけてみたところ、何ら苦情も何もない。これを繰り返し行ってみたところ、結果は変わらず連絡ナシゆえに、個体Cはやはり同人誌を買いこそすれ読んでいないのだ、という結論に達したという話し。
「……これ、どうしたん?」
「いや、直前にカタログチェックをしとったら、目玉の代わりに『Fate』って書かれた見慣れたモニタサークルカットを見つけてや、行ってみたのよ」
「……ほう」
「するとさ青いハッピを着た人たちが売り子してるんで……」
「奉仕の会だし買ってきた、と」
「いや、奉仕の会ですか? って聞いたんだけど、違います『Fate』サークルですって断られてさ、そこで暫く食いついたんだけど、「煩いですね、市民」と釘をさされた」