父称【Patronymic】

 「〜ソン」とか「〜ドッター」とか「マク〜」とか「オ〜」とか「フィッツ〜」とか「〜スキー」とか「〜ビッチ」とか「〜ブナ」とか。
 トルフィン・トールズソンみたいな「トールズソン」は名字だとばっかり思ってて、代替わりするごとに名字が変わるなどと思ってたんだが、どうにもこうにも、これが個人名の一部だということに数週間前に知りました。とほほ。
 ロシアじゃあ現在も「名前・父称・名字」という命名規約で通ってて、そのことは『Official D&D Magazine』誌だか『D&Dジャーナル』誌あたりに特集されてて知ってたというのに、そこから考えれば解る話しだというのに間抜けな話しだ。
 んで、アイスランドじゃあいまでも父称が使われていて、一部移民を除いては名字がないという話し。両者は【last name】は持っているけど、生粋のアイスランドっ子は【family name】は持ってない訳で、【last name】=名字と思っていたけど、そりゃあ間違いだったのか。
 ……こうなるとアイルランドとかローマとかの家門名の扱いがちょっと気になってきたぞ。あと1000年あたりのハンガリー人。