『The One Ring』、Loremasters Map

ぱっと見で引かれたのは無論、ジョン・ハウのイラスト、表紙絵だけでなく本文中にもちゃんとあってうれしい限りなのですが、それ以外にも地図に惹かれました。それも『Loremasters Map』の方です。
『Loremasters Map』も、もう一枚の地図の『Adventurers Map』も扱っている地域は同じで、シンダールでロヴァニオン、つまり荒れ地の国が掲載範囲*1となっています。いや、もっとはっきり言えば「トロルの森、リーヴェンデル、霧降山脈、闇の森、湖、はなれ山」が入っていて、要は『ホビットの冒険』のエリアがどんぴしゃで舞台な訳です。個人的には五軍の戦いサプリメントなんかが欲しくなりますね。
 ただ『Adventurers Map』はただの地図なのに対して、『Loremasters Map』はヘックス地図で、1ヘックスは10マイルに相当します。そして地域ごとに色分けされていて、それによって地形による移動の難しさを表現しています。

 実はこのゲームに関しては前知識なしに触れているのですが、「旅」に主眼を置いているシステム*2なのだな、というのがマップを見た時点での感想です。

*1:掲載範囲:北は灰色山脈から南はロリエンやドル・グルドゥアまで、西は霧降山脈から東はくろがね連山は載っていてリューンの湖がぎりぎり掲載されないあたりまで。西はぎりぎりトロルの森まで入っていますが、それは多分リーヴェンデルを入れたかったからでしょう。

*2:「旅」に主眼を置いているシステム:いや『ロールマスター』だって、そうなんですけどね。旅した距離によって経験値が入るというあのシステムは、旅をすることにプレイヤやマスタの心を向けたかったのだろうから。