冒険

 昔はジェネレータなどでダンジョンを生成させて、そこに突入ということもやりました。*1まあ何にせよそれはシナリオとは絶対呼べない代物で、でもそれをシナリオと呼称しておりました。
 前に青い人とクラシックな『DnD』の話しをした時にちょこっと感じた違和感ってのは、この骨しかない、恐らく一番原始的なアドヴェンチャーをシナリオと呼んだことに問題があったのだろうなぁ。話しの筋道が無くっても、そこにダンジョンがあれば面白かったわけです(そんなのばかりと言うのは流石に嫌だけど)。
 ただまあそんなことを繰り返していても、エキスパートを使う頃にはワイルダネスが適用されて街の周囲は広がって行き*2、PCとNPCの間にはしがらみが生まれて、背景世界というのが醸し出されて、その彼らを軸にシナリオが生まれたりもしておりました。
 こと『DnD』のRole-Playってのは、キャラクターとしての配役(Role)を演じる(Play)のではなく、職務(Role)を果たす(Play)のだと思ってますが、自然とキャラに厚味ができて、配役(Role)を演じる(Play)ようになって行ったのが思い出されます。
 ところでクラシックに限っていうなら、やはり商品展開としてシナリオってのは無くって、モジュールとアドヴェンチャーだったんじゃあないでしょうか? そこから、『ADnD』の展開は1stも2ndも詳しくなくって良く知らないのですが、他製品を受け『ADnD』でシナリオが出され、3rdでアドヴェンチャーに戻ったんでしょうか?

*1:「昔は〜」いや今でもやっても差し支えないと思っていますが。

*2:「街の周囲は広がって行き」野外用Hexシートを持って探索しながら、一マス一マス、街の周囲の既知範囲を広げていったものです。