銀貨

 ちなみにこうした重さに価値を置く貨幣の場合、切断して使用されることがあった。これを「切り遣い」といって、例えば豊臣秀吉の博多御公用銀の場合なんかは、どこで切られても真贋が解るよう、全面に「御公用」という極印が打たれていたというそうな。
 こういう「切り遣い」は洋の東西を問わずあるようで、ゴンドールの通貨であるタルニ銀貨【Tharni】の場合だと四分割して使うこともあった模様。……って、洋の東西?