種族:その1

 まずは他世界にもいる者たちを。

人間

優れて力強いわけでも素早いわけでもありませんが、それでも人類は「高原」における支配種族の地位を他者に譲り渡していません。人類の特徴は他の世界の人類と何ら変わるところがありません。ただ一点を除いては通常の『PHB』に従います。どのような人間であっても、みなサイオニストとなる素養を有しています。
ここはアサスなのです。

エルフ

アサスにもエルフはいます。しかし秘術魔法の乱用により生態系は荒れ果て、木々はごくわずかにしか存在しません。そこで彼らは砂漠や荒地、ステップ地帯に適応しました。今や略奪交易窃盗などを行う遊牧民族となった彼らは、砂漠を2本の足で疾駆しています。傷つき走れなくなったエルフは死を待つしかありません。

ハーフエルフ

エルフがいればハーフエルフがいます。エルフと人間は互いによく惹かれあうとは言うものの、人間とエルフの欠点の寄せ集めと思われており、それ故にアサスにおいてもハーフエルフは望まれざる存在となっています。

ドワーフ

アサスの過酷な環境もドワーフの信念を歪めることはできませんでした。ここでもドワーフとは、その頑固さに我慢できるのであれば、よき友となれることでしょう。

ハーフリング

その一方でハーフリングは多種族に対して非常に疑い深くなっています。「高原」でその姿をみることはほとんどありませんが、彼らは他者の文化をなかなか理解しようとしません。そして他世界で有名な彼らの食欲はここでも発揮されます。生肉喰いの彼らは敵や縄張りに迷い込んだ者を食事とみなす時があるのです。