過去の感想はこちらに。
エベンダー城城主であるビルダー男爵が死に1ヶ月が過ぎた。ネックスの足取りもつかめず、冒険者は日々の生活に戻っていた。
しかしある日偶然にもある宿屋で、足りない者がいるとは言え、彼らは再び出くわした。思わぬ再開に喜ぶ一同。吟遊詩人の奏でる音楽にあわせ陽気に歌い、また酒を交わす。
そこにグンダー卿が遣わせた斥候がやってきた。彼が言うにはネックスの居場所を突き止めたと言うのだ。ネックスは傷を負い、地方の農家に隠れ潜んでいるという。すでに農家の包囲は済んでいるものの、予測しない事態が起きたため、腕利きである冒険者たちに手伝って貰いたく連絡をしたのだという。
冒険者たちはうなずき、彼らは荷物をまとめ宿屋を後にした。
その家は黒いもやに包まれており、まるで煙突か何かのようにもやが一筋天に向かって伸びていた。それを見たときに不思議とみな、まるでトンネルのようだ、あの先に道が続いているかのようだと感じた。
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もやは何かしらの守りの魔法のようで、それを通り抜けることはできない。そこでビルダー男爵から預かっていた巻物に記されている儀式を執り行い、一部に抜け道を作ることに成功する。しかし巻物には数時間効果が持続すると書かれていたのに、敵の魔力が強いせいか、巻物に問題があったのか、儀式に間違いがあったのか、みんなが通り抜けるともやに開いた抜け道は閉じてしまう。誰も出入りできない家の中に冒険者たちは閉じ込められた。
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しかも脱出方法を知っているはずのネックスは死んでいた。彼の死体を漁るも、数点のアイテム以外は特に何も見つからない。
続けて家捜しをしていると2体の幽霊が現れた。話してみると夫婦のようである。夫エドガー・ミラーの話しによると、オークに襲われすでに傷ついていたネックス見事に討ち果たしたのだと言う。そこに捕らわれているのか、その武勇を誇り続けるエドガー。
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イザベラに話しを聞くと、ネックスが開いたイセリアル界への扉を娘のロリータが抜けてしまったとのことであった。娘を連れ帰ってくれれば抜け道を教えると約束するイザベラ。そして彼女はネックスが死の前に落とした魔道書が部屋のどこかにあると伝える。
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魔道書を見つけ出しイセリアル界への抜ける儀式を行う冒険者たち。門を抜けた先は12の小部屋に区切られた異世界であった。魔道書に記された通りに小部屋を抜けていく一行。途中、何人かが行方不明になり、それぞれ罠に捕らわれもしたが全員を救い出し、そして無事ロリータにも会うことができた。
しかし最後の目的の部屋には、リッチ・キングがいた。儀式を執り行っている最中、リッチ・キングがその秘められた名前を唱えた、まさにその瞬間に出くわした冒険者たち。自分の真なる名を聞かれたと悟ったリッチ・キングは烈火のごとく怒り狂い、呪文を放ち、部下に追わせ、そしてイセリアル界の彼のポケットレルムを破壊し始めた。
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冒険者たちは無事、異世界から逃げおおせることが出来るのか。
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できました。
- システム:パトリア・ソーリス
- 場所:
- GM:デニスさん、ヤニックさん、鮎方
- シナリオ:デニスさん、協力:ヤニックさん、鮎方
- NPC:6名10役
- プレイヤ:12名
- 小手打ちの松門さん:アンリ・マニュ(人間/男/ファイタ)
- 久保板さん:ボルダ(オーク/男/レンジャ)
- rizeさん:ブレル・ゼック(ドワーフ/男/スカウト)
- 倉樫さん:エクソイル(人間/男/スカウト)
- カトゥーさん:スタウト(人間/男/バード)
- 五味さん:アルトウア・ギネス(ハーフエルフ/女/バード)
- ?さん:パヴェロッティ(人間/男/パラディン)
- フィオナさん:フィオナ(人間/女/聖騎士)
- 星屑さん:ジン・スターシーカー(人間/男/スカウト)
- 雛咲悠さん:モニカ(エルフ/女/プリースト)
- オグラさん:Armin Riotte(人間/女/クラフトマン)
- Juliusさん:ジェミナス(人間/男/スカウト)