マスタリング:その2

 それでまあ、世界観を少しずつ小出しにしていっても、世界観よりもシステム重視のプレイヤってのもいると思う。キャラクタや世界の理屈で考えるのでは無しに、プレイヤとして得か損かで考えるような人。それはもう、そのプレイヤに根付いてしまったプレイ・スタイルなんだから、どうこう言っても仕方ないと思う。そして、そういう性格のキャラクタが世界に皆無って訳じゃあないのだから受け入れるかな。流石にプレイヤ全員がそういうタイプだと困るけど、楽しければ良し。
 いずれにせよ楽しくなくって、マスタしていてわだかまるものがあるなら、それならそれでそんな面子で第二世代RPGはやらないだろう。『クトゥルフの呼び声』からは神話生物や神話知識は外すだろうし、『ルーンクエスト』や『ストームブリンガー』ではなしに、『Basic Role Playing』で遊ぶだろうし、『MERP』じゃあなしに『ロールマスター』をするだろう。その面子で楽しく遊べるゲームを選びます。