戦闘(というか判定)

 について質問メイルを頂いた。ので、お返事をした。
 ついでに自分の返事に手を入れたものを下に書き出しておく。私見ではありますが、PEやってみたい人の参考になれば幸いです。というか、はやくこいつを書き上げるべきだと思います。

戦闘について

 戦闘、というかラウンドが継続する対立の注意ポイントは4点。

  • 対立に巻き込まれているキャラは全員行動しましょう
  • 対立中、使用したダイス数は回復しない
    • ダイスを使い切ったら対立から追い出される
  • 三回連続行動に失敗すれば対立から追い出される

 以上になります。
 戦闘(相手とのリソースの削りあい)の駆け引きを上げるのであれば、このゲームにはヒットポイント(と言う有限リソース)がありません。そして代わりにダイスという有限リソースがあります。
 結果、ダイスは温存する必要があります。「ダイスを使い切ったら対立から追い出される」からです。そして「対立中、ダイス数は回復しません」。ダイスを使い切って行動を行なった場合、成功にしろ失敗にしろその対立から離脱する様子も含めて行動を描写されることになります。

親友
「私に出来るのはこれが精一杯。……あとは……お願い……」バタリ

 しかし温存しすぎていては成功できません。「三回連続行動に失敗すれば対立から追い出される」からです。無論、こちらも最後の失敗は対立から離脱する様子も含めて描写されるます。しかも上とは違って、三回連続失敗して離脱です。天敵【Rival】はここぞとばかりに叩いてくるでしょう。

天敵
キミは「天秤に妾を支配するような力があるはずがない!」って叫んだけれど、その瞬間、「あるのだ」という声が響いた。それはその場の誰の声でもなかった。また「あるのだ」と言う声。天を見やると、そこには宇宙の天秤があった。「あるのだ」そして天秤はアーキンの方へと傾いてゆき……

 みたいに。
 このリソースの減らし具合に駆け引きが生まれてくると思います。
 しかし通常のゲームは、相手のリソース(HP)を減らしながら戦うので毎ラウンド達成感が得られやすいのに対して、このゲームでは自分のリソースを減らしながら戦うことになります。ある意味、洗面器ゲーム(水に顔をつけ先に顔を上げた方が負けの類)のようです。
 これでは正直言って達成感が得られにくいので、「ラスボスが出てきて、それと戦い、勝ったら大団円」という流れは難しいかな*1と感じています。何かしら(ラウンドが継続する)試練に耐えて耐えて耐えて、耐えた挙句にモノノケ【Demon】が滅ぶ、みたいな流れの方が、プレイヤも実感しやすいのかな?というのが今現在の結論です。

*1:難しいかな:ぶっちゃけ、親友が「敵は死んだ! 何故だ!? 坊やだからさ」とでも叫べば敵は死んじゃうし。それが楽しいかは置いといて。