大イベント

 斥候が農場からそう遠くないところに豊かな農地を発見した。そこはオーランス人と同じように振舞う奇妙な獣人が治める土地で、連中は自分たちのことをビーカー・ダック族と呼んでいる。今度ばかりは農夫も戦士も同じ意見で、連中を追い出して土地を我らのものにしようと言うことになった。
 ロリコーン:「農夫と戦士が同じ意見とはねぃ。ダックを攻撃しないなら、抗議の声がうるさいだろうなぁ」
 族長ロバサート:「ダックは歪んだオーランス人の道を実践しているようだな。ここは貢納を求めるべきだろう」
 カグラダス:「平和裏にいけば得るものも多いでしょうな」
 フェレナ:「慎重に。古の種族はどのような魔術をもっているか解りませんから」
 フェダルコス:「収穫期に自分たちの土地を無視できませんよ。貢納でいいのではないですか?」
 アーナールデスタ:「攻撃しないってなら、他の氏族になんて思われるのやら」
 いい加減、このパターンも飽きたな。で、ただでさえ相当多めに土地を取ってるはずなので、耕作の神バーンターを崇めるフェダルコスの意見が一番正しそうだ。少々周囲はうるさいかもしれないけれど、貢納を求めるとしよう。収穫の時に150ブッシェルを要求だ。
 ダックのリーダー、ピュアフェザーは我々の申し出を拒絶した。「お前ら羽無しはいつも力に訴える! 我らは確かに強くない。だが素早く鋭く粘り強いぞ。戦うと言うなら後悔させてやろう」
 ロリコーン:「逃げるか、50ブッシェルの贈り物を申し出ませんかねぃ」
 族長ロバサート:「ダックは我々より敏捷かもしれん。ここは一旦引いて、それから不意打ちで略奪だ」
 カグラダス:「はぁ。怒らせたようですな。ここは逃げましょう」
 フェレナ&フェダルコス:「今は収穫期です。今やらなくていつやるんですか! 我々がどれだけ強いか見せつけてやりましょう!」
 アーナールデスタ:「あたしらのことはあたしらで決めるんだよ。喋るアヒルごときに決められてなるものかい」
 やっぱ主戦派多いなぁ。ちょっと押してみるか。「我らの氏族が如何に強いかを思い知らせる。そして誠意として50ブッシェル要求する」と。