お互いに友人とか恋人とか思いあっているグループがある。STはセッション開始時に、「面倒だから、皆知り合いってことで」などと言い、PLが「どういう知り合い?」って聞いてきたら、「それくらい自分たちで考えてよ」てな感じで突き放す。「思いつかないなら、何気なく知り合いで良いよ」と。
 シナリオの内容は正直どんなものでも構わない。
 そのシナリオの最中、PCに提示するのは無論シナリオの謎解きもあるが、それだけではなくPC同士が別行動をする際に「あれさっき別れた奴、初対面なのに慣れ慣れしいなぁ」「え、今の〜君だろ?」「え、あ、そうか」などという風に、まったく知らないもの同士であるかのような描写を挟む。
 他にふと何がしかの判定に成功した者に対して、「〜君(別PC)って、どうして知り合ったんだっけ?」「お前の出身校の同級生じゃあないの?」「だっけか?」「なんだよそれ?」てな感じとか。
 全然まったく知らない者同士が、シナリオ冒頭ではお互いに知り合いと思いあっており、シナリオが進むにつれてそれがドンドン違ってくる。
 よくある怪談話、ないしは『11人いる』って感じだけれども、『キョウコのキョウは恐怖の恐』にそんな話があったのでメモ。